【書評&要約】『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』の感想|ミニマリストに興味を持ったらまずは読んで欲しい本
こんにちは!葉月(@kamikitahaduki)です!
僕は今でこそ訳あって『実家ミニマリスト』になっておりますが、直近までは5.3畳という小さなマンションの一室で『ミニマリスト』として生活していました。
今回の記事では、そんな僕がミニマリストになろうと思ったキッカケをくれた本の最新作である『ぼくたちに、もうモノは必要ない 増補版』を紹介したいと思います。
この本を一言で表すと『ミニマリストの定義や、
モノの手放し方のヒント』が書かれている本だ。
それでは内容や感想を書いていきます!
- 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』ってどんな本?
- 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』を購入した理由
- 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』の著者
- 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』|ミニマリストについて
- 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』の内容紹介
- 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』の感想
- 『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』のまとめ
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』ってどんな本?
【概要】
◆タイトル
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版
◆著者
佐々木典士(@minimalandism)
◆出版社
◆発売日
2020年9月4日
本書の特徴としては、各章ごとに
・ミニマリストの定義
・モノを捨てる為の心構えやテクニック
・モノを捨てたことによる心の変化
といったテーマが決められている構成になっております。
その為、
「とにかく先にモノを捨てるテクニックが知りたい!」
といった自分の興味を持った章のみを読んで『ミニマリストとは何か』や、モノを捨てるテクニックを手っ取り早く学ぶことができます。
そのほかにも、本書に関しては2015年に発売された『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ』の増補版であり追加要素が15個あります為、前作の『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ』よりもお得な内容となっております。
また本書の『モノを捨てるテクニック』は
読んだ後から少しずつ実践できるものが多いぞ
僕が読み終わってから一番最初にやったことは
『持ってても読まない紙の資料や説明書を捨てる』だったよ!
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』を購入した理由
僕が『ぼくたちに、もうモノは必要ない 増補版』を購入した理由は、下記の2つです。
僕自身も昔は年末の大掃除でいらないモノは捨てるものの、基本的に部屋の中は本やコーヒー雑貨・文房具と言った趣味のモノでいっぱいでした。
当時の写真はないですが、一人暮らしを始めた時も居間が5.3畳といったウサギ小屋みたいな部屋だったのにも関わらず
・ベッド
・42型テレビ+テレビ台
・3人用の大きい冷蔵庫
・2人用のコタツ机
・物置きとして買ったタテ2m×ヨコ60㎝の食器棚
と言った大型家具に囲まれていて圧迫感や掃除のし辛さがハンパじゃなかったです。
そんな時に出会ったのが、本書の前作とも呼べる『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ』でした。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ』を読んだ後に少しずつモノを減らしていった結果、最終的に下記のようなシンプルかつスッキリした部屋にすることができました。
ちなみに、現在僕のプロフィールには「好きな映画『スターウォーズ』に出てくるジェダイがミニマリストであることに気づきミニマリストになった。」と書いておりますが、その“気づき”をくれたキッカケの本でもあります。
「そんなキッカケを作ってくれた本にプラスαの項目が追加されているなら、もう買って読むしかない!」と思い、初心に帰る意味も込めて本書を読みました。
ちなみに実家に帰ってどう変わったんだ?
ベッドは子どもの頃から使ってたもののままだし、テーブルと座椅子は
一人暮らしで使ってたのと違うから環境を整えたら物が増えたよ……
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』の著者
※Twitterより引用
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』の著者である佐々木典士氏は
- 香川県出身で早稲田大学教育学部卒業
- 前作『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - 』は国内16万部突破、海外24ヶ国語に翻訳されるベストセラー
- Twitterフォロワー数1.3万人 2022年10月時点
などの実績を持っている方です。
そのほかにも、現在クリエイティブディレクターの沼畑直樹氏とともに『Minimal & Ism』にてミニマリズムを中心としたブログを運営されております。
そんな佐々木氏だが、昔は家の中に物が溢れかえっていた
いわゆる『汚部屋』の住人だったそうだ。
だからこそ、本書に書かれている『ミニマリスト』の考え方や
モノを捨てるルールの効果はてきめんとも言えるよ!
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』|ミニマリストについて
本書における『ミニマリスト』とは?
本書での『ミニマリスト』の定義は下記となります。
- 自分に必要なモノがわかっている人
- 大事なモノの為に減らす人
著者である佐々木典士氏が考える『ミニマリスト』とは
・ただ他人の目線だけを気にした「欲しい」モノでなく、自分が本当に「必要」なモノがわかっている人。
・大事なモノが何かわかっていて、それ以外を「減らす」人。
ですが、自分が本当に「必要」なモノや「大事」なモノは人によって様々の為、たとえテレビを持っていようがスーツケースに持ちモノが全て入ろうが、上記二点の考えを持っているのであれば『ミニマリスト』であると本書では語られております。
また、本書ではモノを少なくすることは「目的」ではなく、各個人の持つ『大事なもの』を見つける「手段」とも書かれており、僕個人としては改めて『ミニマリストとは』を考え直すキッカケをくれたフレーズであると思いました。
少し前の僕は『モノを減らしてこそ正義』みたいな考え方だったよ……
モノは捨てれても自己顕示欲は捨てられなかったか。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』の内容紹介
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』は以下の内容で構成されています。
- 第1章『なぜ、ミニマリストが生まれたのか?』
- 第2章『なぜ、モノをこんなに増やしてしまったのか?』
- 第3章『手放す方法最終リスト65!!』
- 第3章+α『さらに手放したい人へ追加リスト15!』
- 第4章『モノを手放し、ぼくが変わった12のこと』
- 第5章『幸せに「なる」のではなく「感じる」』
第1章から第2章にかけては『ミニマリスト』の定義や『ミニマリスト』が生まれた理由。
そのほか、なぜ佐々木典士氏がモノを増やしてしまったのかを人間の習性や本質的な欲求を絡めて解説しております。
第1章と第2章の中で一番の学びポイントは、人がモノを増やしてしまう理由として人の神経ネットワークには刺激の『差』を検出してしまう機能があり、その機能によって人は
『欲しい』と思ってモノを手に入れる
↓
最初は気に入っていたが、そのモノを持っていることに『慣れて』しまう
↓
次第に『飽きて』しまう
↓
買い替える or 量を増やす or もっと高いモノを買う
を繰り返して刺激を得るとともにモノを増やしてしまうということでした。
玩具の指輪で喜んでいた子どもが、いつしかメチャクチャ高い指輪が欲しくなってねだってしまうように、人間はいつしか既に持っているモノに『慣れて』・『飽きて』しまって新しいモノを買ってしまうのは個人的にあるある過ぎました。
そう言えばお前、いっとき無職だったのにやたらスマホ買い替えてたな。
元々スマホが好きなのもあるけど、思えば使っている内に
飽きて買い替えたパターンが多いよ……
ちなみに、その時だけで何回買い替えたんだ?
7回です……
- 人の神経ネットワークには刺激の『差』を検出してしまうから。
- 人は買ったモノに『慣れて』『飽きて』しまうから。
- 人は『買い替える・量を増やす・より価値を高いモノにする』などをして『差』を作り出さなければ、刺激を得られなくなるから。
続いて3章では、第2章にて『モノを増やしてしまう理由』を語っていた佐々木典士氏が汚部屋から脱却した方法が紹介されております。
本章を読むことで『モノ手放す技術』を学ぶことができ、自分の家の中にある不要なモノを手放してスッキリした部屋を得ることができると思います。
また、本書では前作である『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ』から記載されている65個の方法のほかに、追加で15個も『モノを手放す方法』が書かれている為、前作を読んだことのある方でも新たな『モノ手放す技術』を取得することができるのもオススメポイントです。
- 1年使わなかったモノは手放す。
- 手放しづらいモノは写真に撮る。
- 1つ買ったら、1つ減らす。
- 私服を制服化する。 などなど……
最後に4章〜5章では、佐々木典士氏がモノを手放すことで変わったことを中心に描かれております。
本章を読むことで章タイトルの通り『モノを手放すことで変わったこと』を学ぶことができますが、本章はあくまでも佐々木典士氏が感じたことである為
「なるほど、モノを手放すとこういうメリットがあるんだな」
くらいの気持ちで読むのがオススメです。
ちなみに僕が共感したところはココだよ!
- 買い物時間が減る。
- 掃除が簡単になる。
- いつでも移動できる。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』の感想
『ミニマリスト』と聞くと
・何もない部屋に布団だけ置いてある
・モノが少なければ少ないほど強いミニマリスト
というイメージが先行しますが、『ぼくたちに、もうモノは必要ない 増補版』を読んで改めて『ミニマリストとは何か』を学び直すことができました。
個人的には一人暮らしをしていた時にスッキリした部屋に住んでいた為、モノが少ないシンプルな部屋は好きですが、ミニマリストとして『必要なモノ』であれば、どのようなモノでも持っていてもいいんだなと言う考え方はなかった為、今後はその考えも取り入れていけたらと思います。
また、今でも少しずつ実践しておりますが、下記のことを改めて意識的に実践していこうと思います。
- 私服の制服化。
- 1つモノを買ったら1つモノを減らす。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 増補版』のまとめ
本書のまとめだな。
- ミニマリストとは『自分に必要なモノがわかり、その大事なモノの為に減らせる人』。
- 人がモノを増やしてしまうのは『慣れて』『飽きて』しまうから。
- 本書では、そんな『モノを減らす方法』が80個紹介されている。
- モノを減らすことで家事の時間短縮や、身軽に移動(引越し)ができると言ったメリットがある。
本書では今回紹介しきれなかった『モノを手放す方法が』沢山紹介されているので、もしも本記事を読んで気になった方がおりましたら是非読んでいただけたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!彡(゚)(゚)